あなたが治療院を探す時に「施術料」の確認は必ずされると思います。

関西人なら尚のことですよね(笑)

施術料のお問い合わせの際に「当院は保険が利用できません」とか「１回の施術料は○○○○円です」とお伝えすると「高いですね…」とおっしゃる方が時々おられますが、

それは何を「基準」にされているの？といつも思います。

では、施術料ってどう決めていると思いますか？

治療院を運営するの場合に、施術料には以下に挙げる様々な要素が含まれています。

１．技術に関わるもの
資格の有無と数（国家資格、民間資格）、施術歴、施術人数、改善率、参加したセミナーの種類とレベル

２．院の立地と利便性
駅近（電車、バス）、街の中心や主要部、道路に面している場所、地域住民の往来の多い通り道、通勤・通学路、高級マンション、商業ビル内、看板やのぼり旗が設置できる場所、駐車場・駐輪場の有無

３．情報提供と予約システム
ホームページの有無、予約システム（電話、メール、LINE、Instagramなど）

４．施術者、従業員の給与

５．固定費
家賃、水道光熱費、ホームページの管理費、インターネットプロバイダー料、広告費

6．院内設備と維持
個室型施術室（施術室と受付が別）、施術ベッド（電動昇降、特殊システム、高級木製など）、各種施術機器・用具（テーピング、温熱器具、電気器具、音波、筋膜リリース機、矯正サポート器具、固定具など）、診察券、カルテ用紙、タオル、使い捨てフェイスペーパー、筆記用具、消毒液、清掃、空気清浄機、加湿器、温度、照明、臭い、植木、雑誌や新聞類、BGM、洋式トイレ（ウォシュレット完備）、スリッパ、ハンガー　など

７．その他
研修費、交通費　など

一部を列挙しただけでも給与所得の方から見ると、かなりの数のではないかと思います。

以上のような内容を総合して各施術院が施術料を決めています。

６は実際に行ってみないとわかりませんが、外見が綺麗な院でも清掃が不十分だったり、施術室に段ボール箱があったり、カルテを記入する時に100均で買えるようなボールペンやクリップボードだったり、服を掛けるハンガーがクリーニング屋の物？という物だったり…そういったものを使っている院が患者さんの体に対して細かい配慮をしてくれたり、継続して大切に扱ってくれるか疑問です。

意外な項目もあるかもしれませんが整体の世界も「安かろう、悪かろう」なのです。

簡単に纏めると、
施術料＝技術力＋知識＋経験＋立地＋利便性＋設備＋給与　でしょうか。

もし、体験などをやっている院なら６などもチェックされるといいかと思います。

あとは施術者との「相性」ですね。(^_-)-☆