妊娠中期までに逆子である確率は30%〜50%と言われていて、逆子であることは珍しいことではありません。
整体による逆子の改善率は一般的に60%前後と言われています。
産婦人科では逆子体操などを勧められますが、当院に逆子で来院された患者さんで逆子体操で改善した方は残念ながらゼロです。
成功率ゼロどころか、かえって調子が悪くなったという方が殆どです。
また、最近ではお腹の張りの原因、子宮収縮の誘発や切迫早産での禁忌という理由から逆子体操をすすめない産婦人科も増えています。
当院では、逆子の改善は逆子体操よりも「逆子整体+ツボ(セルフ)」がベストのように感じます。
◆逆子の原因は?
逆子の原因は、子宮の異常、前置胎盤、骨盤が狭い、双子、羊水過多などが挙げられますが、明確な原因は不明です。
逆子の改善をしていると「逆さまの方が楽だから」、「胎内で遊んでいたら戻れなくなった」という感じがしています。
◆逆子が戻らないのは?
逆子のまま戻らないのは、逆子の状態が「元に戻る気が無い」「戻れなくなった」の2パターンに感じます。
戻れなくなった理由としては、回転するスペースが無くなった、腫瘍などがあって上手く回転出来ない、臍帯が巻いているなどがありますが明確な原因は不明です。
◆当院で出来る2つの逆子改善法
1.整体で胎内環境を整える
逆子が戻らない方は、お腹の膨らみが鳩尾(みぞおち)から指3~4横指下からという方が多いという特徴があります。
あなたのお腹はどうですか?
正常なお腹の膨らみは鳩尾(もぞおち)のあたりから膨れます。
普段、街を歩いている妊婦さんや産婦人科に通う妊婦さんの多くは垂れ下がったお腹をしているのでそれが普通だと思い込んでいませんか?
垂れ下がったお腹は胎内のスペースが狭く、赤ちゃんが元に戻り難い環境にあります。
当院の整体では、赤ちゃんにが元に戻りやすいように胎内環境を改善することが可能です。
2.逆子に効果のある2つのツボ
逆子の改善には子宮を柔軟にすることも大切です。
それには、鍼灸治療で使われる「至陰」、「三陰交」の2つのツボが有効です。
「至陰」は、逆子と冷下半身の冷えに効果があるツボとしてメジャーです。
子宮が硬くなることも逆子が改善しない原因になります。
逆子や冷えの他には、ぎっくり腰の予防、冷えからくる膀胱炎の予防、水分のとり過ぎなどによる浮腫み、頭痛、鼻詰まりなどがあげられます。
「三陰交」は、生理痛や生理不順など子宮関係の疾患や更年期障害など女性特有の疾患に効果が高いとされるツボです。また、下痢や便秘などにもよく使われます。
セルフケアで至陰や三陰交のツボを刺激するには、は親指などで「イタ気持ちいい」と感じるくらいの力で3~5秒押してパッと離します。この刺激を1~2分繰り返すといいかと思います。
また、指が痛い、面倒だという方は市販のお灸でも代用できます。