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乳腺炎のいろいろ

乳腺炎のいろいろ

乳腺炎には急性期と慢性期があります。
乳腺に乳汁のうっ滞から「うっ滞性乳腺炎」が起こり、それが細菌感染する事で「化膿性乳腺炎」が起こり、さらに慢性化すると「慢性乳腺炎」へと進んで症状が重くなります。

急性期の乳腺炎

急性期の乳腺炎には、乳汁が何らかの原因により乳腺内に溜まって起こる「うっ滞性乳腺炎」と、細菌感染によって炎症が起こる「化膿性乳腺炎」の2種類があります。

うっ滞乳腺炎(停滞性乳腺炎)

うっ滞乳腺炎は、授乳に不慣れな若い初産婦の出産後1~2週間、すなわち産褥期の早期のママに発症することが多く、乳汁が乳腺内にたまり、母乳が乳房に溜まることが原因で、乳腺に炎症が起きている状態を指します。
原因には以下のようなことが挙げられます。

● 乳管が十分に開いていない
● 赤ちゃんの飲む量に対して、母乳分泌量が大幅に上回る
● 赤ちゃんの母乳の飲み方が偏っていて、バランスが悪い

● 授乳間隔にばらつきがあったり、母乳の飲み残しがあったりする

● きついブラジャーや姿勢の悪さなどによる胸部圧迫

うっ滞性乳腺炎の、手当をおろそかにすると、細菌が感染して、化膿性乳腺炎になる事もあるので注意が必要です。
また、乳腺炎と食事の関係について、WHOでは「高塩分・高脂肪の食事は乳腺炎の原因になると考えられているが、根拠ははっきりしていない」と発表していますが、高塩分・高脂肪の食べ物は控えておく方が無難かと思います。

■一般的な治療方法


治療の第一は、たまった乳汁を除去することで、以下の様な対処をします。
①乳頭や乳房のマッサージ
②積極的に授乳に努める
③授乳後は搾乳器で乳汁を残らず排除
④感染予防のための乳頭、乳輪の清拭
などを行い、乳房の痛みや張りが解消できない場合や、症状が強い場合は、乳房を冷やして消炎と一時的な乳汁の分泌抑制につとめます。
薬物療法として、炎症をしずめるために、消炎酵素剤や抗生物質、乳汁分泌抑制剤を使用することもあります。


■一般的な予防法


産褥初期から規則的に授乳し、そのあと必ず搾乳器かマッサージで乳汁を残らず排除します。
乳頭の亀裂や陥没乳頭などがある方は授乳が十分にできず、乳汁うっ滞をきたす事もあるので妊娠中からの手入れが大切です。

化膿性乳腺炎

膿性乳腺炎は、赤ちゃんの口を通して乳腺に細菌が入ったり、うっ滞乳腺炎が悪化することによって発症し、感染が長期化すると、膿がたまり膿瘍ができてきます。
化膿性乳腺炎の原因菌は、黄色ブドウ球菌がもっとも多く、ついでレンサ球菌ですが、他には大腸菌、緑膿菌、肺炎双球菌、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)であったとの報告もあるので注意が必要です。

うっ滞性乳腺炎の状態が半日から1日以上続くと、うっ滞した乳汁が化膿して高い熱が出たり、筋肉痛や悪寒などのインフルエンザに似た症状がおこります。
症状は突然の悪寒や震えをともなう、38℃以上の高熱が出て、乳房は赤くなり、大きく腫れ、乳房の内側は痛みと熱が著しく、押すと痛いしこりを触れ、さらに、わきの下にあるリンパ節が腫れて痛むこともよくあります。
とにかく、うっ滞乳腺炎を発症した段階できちんと治療やケアを行い、完治させておくことが重要となります。

また、何らかの原因で化膿性乳腺炎を起こし、症状が改善したものの、乳腺内に生き残った細菌がコロニー(集まり)を形成し、炎症による排膿を繰り返す症状に進行すると「慢性乳腺炎」といいます。
多くは乳頭、乳管の形成不全と合併しており、とくに陥没乳頭と合併したものが最も頻度が高いといわれています。
このような症状に気づいたら、お産をした産婦人科を、すぐに受診しましょう。

■一般的な治療法


炎症が初期であれば、授乳を中止し、乳汁うっ滞に対しては搾乳器を使用して搾乳し、局所の安静のために提乳帯を使用して、乳房を氷のうなどで冷やします。
全身的には、抗生物質や消炎剤を内服し、膿瘍ができているときは、膿瘍部の皮膚を切開して排膿します。


■一般的な予防法


授乳の際には、手指をよく洗い、乳頭、乳輪を清潔に保つことが大切です。
ほとんどの場合、うっ滞性乳腺炎が誘因になるので、乳汁がたまらないように、マッサージなど手入れをしましょう。
乳頭の亀裂、表皮剥離からも感染しますので、早く手当をしておきましょう。

慢性期の乳腺炎

慢性期乳腺炎は、急性乳腺炎が慢性化したもので、乳輪下膿瘍、肉芽腫性乳腺炎、などを総称していう事があります。

乳輪下乳腺炎

授乳期でないのに、炎症(赤み、膿など)がある場合は殆どがこれです。
老廃物やケラチンで乳管が閉塞することにより起こり、多くは陥没乳頭を伴います(乳管が閉塞し易い)。
治療は炎症をまずは抑える抗生剤内服を行い、効果が無ければ「切開ドレナージ」を行い、閉塞している原因乳管を膿瘍と一緒に切除する手術が必要となります。
陥没乳頭が原因となっていれば、陥没乳頭の修復も必要となります。

肉芽腫性乳腺炎

難治性の乳腺炎で比較的珍しく再燃することも多い。
はっきりした原因はよく分かっていませんが、自己免疫疾患の関与が疑われていています。
ステロイドを用いてゆっくり(半年以上かけて)治療をします。

その他の母乳の詰まりによるトラブル

母乳が乳腺や乳管で詰まり(乳管閉鎖)流れが滞った状態が続くと、乳房にしこりや腫れが見られる「うつ乳」を引き起こし、「乳腺炎」へと進行してしまう可能性があります。
つらい乳腺炎を招く可能性のある「母乳の詰まり」のさまざまな症状についても知っておきましょう。

■うつ乳
母乳の通り道である乳管や乳腺が詰まっている状態で乳腺炎になる手前を指すことが多く、乳腺が腫れたりボコボコとしたしこりが現れたりします。
乳腺炎の一歩手前とはいえ、母乳が詰まっていることからくる寒気や倦怠感、発熱が伴うこともあります。

■白斑(はくはん)
乳管に母乳成分が詰まり、乳頭部分に白いできもの(乳口炎)が現れ痛みを伴います。
白いニキビ状であったり、口内炎状の見た目であったり、またはできものになる前は白みがかっていて母乳の出口を塞いでしまっている状態です。
全く痛みを感じない場合もありますが、白斑に触ると痛みを感じ授乳の際に支障が出ることもあります。

■乳腺症
誤句が似ているので、乳腺炎と混同され易いのですが、全くの別物です。
「炎」は、炎症の事で「急性疾患」であり「病気」の一つで、「症」は、「痛み」など「症状」を表す言葉で病気ではありません。
乳腺炎が乳腺に炎症が起こり 発熱・発赤・疼痛を伴い、「抗生物質」や「切開排膿」などが必要となる急性疾患に対し、乳腺症は、正常乳腺の女性ホルモンによる変化による状態で病気ではありません。
30代後半から50代前半の年齢層に多く、症状として、乳腺の線維化や疼痛などがおこります。
病気では無いので、特別な治療法はなく、「抗生物質」や「切開排膿」なども不要です。

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